
人に良いイメージを持ってもらうために、香水をつけた経験がある人は少なくないのではないでしょうか。実際、香りで第一印象がほとんど決まるとも言われていて、印象を変えるために香水をつけるというのはとても理にかなっているんですよ。それでは、なぜ香りは第一印象を変えるのでしょうか。本記事では、香りで第一印象が変わる理由やアロマの種類別の印象について解説していきます。
なぜ香りで第一印象が変わるのか
香りは第一印象を変えると言われていますが、なぜ香りで第一印象が変わるのでしょうか。それには、次のような理由があります。
- 五感の中でも唯一脳に直接働きかけるのが【嗅覚】だから
- 香りは記憶に残りやすいから
- 香り=本能だから
- 第一印象は6秒で決まると言われているから
五感の中でも唯一脳に直接働きかけるのが【嗅覚】
脳には、理性や思考を司る視床・大脳新皮質と、感情や本能を司る大脳辺縁系があります。視覚や聴覚、触覚、味覚といった嗅覚以外の五感は、大脳辺縁系に到達する前に大脳新皮質に到達し、処理されます。一方で嗅覚は、大脳新皮質を経由せずに、大脳辺縁系にダイレクトに届きます。このように嗅覚は、余計な情報を抜きにして感じ取れる唯一の感覚であり、ほかの五感よりも感情に強く働きかけるため、印象に残りやすくなります。
香りは記憶に残りやすい
皆さんも、一度は匂いを嗅いで懐かしい記憶が蘇った、という経験があるのではないでしょうか。これをプルースト効果と言い、嗅覚が記憶に残りやすいことから起こります。大脳辺縁系には、短期記憶・長期記憶を司る海馬があります。嗅覚は大脳辺縁系にダイレクトに伝わるため、他の五感よりも記憶に残りやすくなるというわけですね。
香り=本能
嗅覚は、視覚や聴覚よりも昔から備わっている、原始的な感覚だと言われています。先ほど説明した「ほかの五感よりも感情や記憶に影響しやすい」という点も、香りが原始的な感覚だといわれる理由の一つですが、加えて嗅覚はほかの五感よりも早い段階で備わった感覚だと考えられています。視覚や聴覚が備わっていなくても、生物は嗅覚を使って敵の位置を把握したり、食べられるものか動画を判断したりできます。このように、嗅覚は生命維持に欠かせない感覚である点も、香り=本能である理由となっています。
第一印象は6秒で決まると言われている
人の第一印象はたったの6秒で決まるとされています。そして、嗅覚が大脳辺縁系に伝わるまでにかかる時間は約0.2秒以下と言われています。つまり、脳への到達が早く、記憶に残りやすい香りは、第一印象として残りやすいのです。これを初頭効果と言い、人は第一印象に強く影響される傾向があるので、良い香りで良い人だという印象を与えましょう。
2人に1人が香りで第一印象が変わったとのデータも
嗅覚は大脳辺縁系に直接到達するため、第一印象を左右すると解説しました。では、香りが第一印象を左右する原理がわかったところで、実際どれくらいの人が「香りで第一印象が変わった」と感じているのでしょうか。
株式会社フィッツコーポレーションが2021年2月に行った調査によると、2人に1人の人が「香りで第一印象が変わった」と回答しています。ここからは、株式会社フィッツコーポレーションの調査結果をもとに、香りで第一印象が変わるかどうかを年代別に見ていきましょう。
参考:2 人に 1 人が「香り」で第一印象を判断!|株式会社フィッツコーポレーション
20代~40代
まずは、調査対象全体での割合を見ていきましょう。この調査では、20代〜40代の男女500人のうち、ちょうど50%の人が香りで第一印象が変わったと回答しています。また、同調査の「香りはその人の印象を左右する大事な要素だと思うか」という質問に対しては、約7割の人が「とてもそう思う」「そう思う」と回答しています。多くの人が、香りは第一印象を変える重要な要素だと考えているようですね。
30代
30代のみに限定して見てみると、58%の人が香りで第一印象が変わったと回答しています。アンケートに回答した30代男性からは、「印象の悪かった人の印象が良くなった」との声も上がっていました。香りがきっかけで、印象が180度変わることもあるようですね。
40代
40代をピックアップして見てみると、30代と同様に58%の人が、香りで第一印象が変わったと回答しています。20代は30代、40代よりも「香りで第一印象が変わった」と答えた人が少ないようですが、年代によって香りの重要度が違うというよりも、これまでにかかわった人数が多い30〜40代のほうが香りで印象が変わった経験が経験が多いのかもしれませんね。アンケートに回答した40代女性からは、「おしゃれな人だと感じた」との声が上がっていました。服装や髪型だけでなく、香りもおしゃれの一環として取り入れていきましょう。
インプルーブのアロマで印象を作ろう
インプルーブでは、さまざまな種類のアロマをご用意しています。そして、香りの種類によって与える印象も変わってきます。ここからは、香りの種類別に与える印象を解説していきます。
レモンやオレンジの香りで爽やかな印象
レモンやオレンジなど、柑橘系の香りはフレッシュで爽やかな印象を与えられます。また、みずみずしいイメージから若々しい印象を抱きやすい香りでもあります。柑橘系の香りは身近で、老若男女問わず好かれやすいため、「何を選べばよいかわからない」「とりあえず万人に好かれる香りにしたい」という人におすすめです。
ミントやユーカリですっきりした印象
ミントやユーカリといった、クリアで清涼感のある香りはすっきりとした印象を与えられます。香水としてはあまりポピュラーではありませんが、ルームフレグランスとしては人気のある香りです。ミントやユーカリの香りはリフレッシュ、集中力アップなどの効果があると言われているので、オフィスや自宅のワークスペースにおすすめです。
ローズやバニラでスイートな印象
ローズやバニラは、上品でスイートな印象を与えられます。どちらもレディースのイメージが強いかもしれませんが、最近ではメンズにも人気があるようです。香水にもよく使われているので、比較的取り入れやすいのではないでしょうか。
ラベンダーやカモミールで落ち着いた印象
ラベンダーとカモミールは、フェミニンで落ち着いた印象を与えます。どちらも安眠に良い香りとして有名なハーブですね。ラベンダーとカモミールはいずれもフローラル系のアロマです。フローラル系のアロマは知的で大人な女性といった印象を与えられます。男性受けの良い香りなので、大人な女性を演出したい場合におすすめです。
イランイランやベルガモットで元気な印象
イランイランは甘く濃い香りが特徴で、「人を魅惑する」と、香水としても人気があります。ベルガモットは柑橘系のアロマで、爽やかで甘すぎない香りが魅力です。香りの系統は違いますが、どちらも気分を高める効果があると言われている香水なので、元気な印象を与えられるでしょう。
香りで印象を作るならインプルーブにお任せ!
香りで印象を作るなら、インプルーブにお任せください。インプルーブでは、アロマテラピーアドバイザーの資格を持った専門スタッフが、お客様のイメージに合わせて香りを調合いたします。ヒアリングをもとにオリジナルの香りを提供しているので、きっとイメージピッタリな香りが見つかるでしょう。さらにインプルーブでは、香りの好き嫌いが分かれにくく、心身にさまざまな効果を与えると言われている天然100%エッセンシャルオイルのみを使用しています。香りで印象を作りたい、職場やご家庭の雰囲気を変えたいという方は、ぜひ一度インプルーブにお問い合わせください。