アロマオイルは種類によって香りがすぐに消えてしまうものや、長く続くものがあります。これはアロマオイルの性質によるもので、「常温」という条件で蒸発する「揮発」のためです。部屋の中で精油瓶の蓋を空けたままにしておくと香りが広がるのは、この性質によります。しかし、お気に入りの香りはなるべく長い時間楽しみたいと思いませんか?そこで今回は、気になる香りの持続時間や長持ちさせる方法をご紹介します。

 

香りの立ち方

アロマは瓶から出すと気体になり、空気中へとただよいます。これが香りの成り立ちで、どれだけ持続するかは香りの種類により異なります。アロマではこの持続時間(揮発していく程度)を「ノート」と呼び表していて、その度合いは「トップノート」、「ミドルノート」、「ラストノート」の3つに分けられています。

トップノート

1番早く香りが立つ(消える)のがトップノートです。瓶から出すと、その瞬間に香りがフワリと立ちます。持続時間は10〜60分で、主に柑橘系やハーブ系の香りがトップノートです。(オレンジ・レモン・グレープフルーツ・ティートゥリー・バジル・ベルガモットなど)

ミドルノート

2番目に持続時間が短いのは、ミドルノートです。持続時間は30分〜2時間ハーブ系、フローラル系、スパイス系の香りがミドルノートにあたります。(ラベンダー・クミン・クローブ・カモミール・アンジェリカ・アイリス・イランイランなど)

ラストノート

3つのなかで最も持続時間が長いのは、ラストノートです。持続時間は6時間以上で、樹木系やオリエンタル系の重く深みのある香りがラストノートに入ります。(アンブレット・ヒノキ・ミルラ・ローズウッド・ベンゾインなど)

 

アロマの香りを長持ちさせる方法

好きな香りは、なるべく長くお付き合いしたいもの。香りを拡散し長持ちさせるには、ディフューザーの活用がおすすめです。使用する場所や広さによりディフューザーの種類を選ぶと、効率よく香りを広められます。

アロマディフューザーを使う

たくさんの人が集まるような広い空間では、アロマディフューザーを使用すると効率的です。ディフューザーには気化式、噴霧式、超音波式、加熱式などがありますが、それぞれのメリットとデメリットを考慮して、使用場所に合ったタイプを選ぶと良いでしょう。このときに、ディフューザーを高い位置に置くと、より遠くまで香りを届けられます。

超音波で香りを拡散

アロマディフューザーのなかで最も普及しているのは、「超音波式」です。水に垂らした精油を、超音波により細かいミストにして部屋全体に拡散します。熱でオイルを温めないため香りはフレッシュで、セットしておいた水が無くなるまで香りを楽しめるのが特徴です。

アロマを変えることで香りも変えられる

香りの持続時間が長いのはうれしい限りですが、たまには香りをチェンジしたいと思うときもありますよね。ディフューザー使用時でも、香りを変えることは可能です。アロマが切れた時点で香りを変えたり、その日の気分で好きな香りや、欲しい効果のある香りに変えてみたりするのもおすすめですよ。

リードディフューザーを使う

こぢんまりとした空間では、リードディフューザーが最適です。瓶にリード(棒のようなもの)を挿しセットするだけで、手間もかからず簡単に香りをただよわせることができます。見た目にもオシャレで電気も使用しないため、コンセントがない場所でも使用可能です。

リードスティックから香りが充満

リードディフューザーは、瓶の中に入れたアロマを、リードがグングンと吸い上げて香り立たせます。はじめは強く香りますが時間が経つにつれて薄まっていくため、香りが弱くなったと感じたらリードの上下をひっくり返し、乾いている側を瓶に浸してください。また、心地よい香りがただようようになります。

大体1カ月ほど持つものが一般的

リードディフューザーを使用した場合、香りは1ヶ月ほど持続するのが一般的です。ディフューザーを使用する場所や気温など、環境や条件によって多少は異なります。

本数によって香りの強さも調節できる

リードディフューザーのメリットは、リードの本数によって、香りのコントロールができる点です。香りの強弱は、リードの本数を増減して調節をします。強めにしたいときには本数を増やし、弱めたいときには本数を減らします。また、リードは円を描くようにして挿すとキレイで、なおかつオシャレに見せられますよ。

香りが弱まるタイミングでアロマオイルを足す

香りを長持ちさせるには香りが弱まったタイミングを見計らい、ディフューザーへ精油を足します。香りを強くするために精油を多く入れすぎると、刺激が強くなり不快に感じてしまうため、使用量には十分に注意してください。

長持ちするアロマオイルを選ぶ

前述したように、香りの種類によって香りの持続時間が異なります。なるべく長持ちする香り(ラストノート)を選ぶのも、香りを長持ちさせるポイントです。もしも気に入った香りが、持続時間が短いトップノートなのであれば、長持ちするアロマとブレンドして香りのリレーをさせてみましょう。ブレンドするコツは、同系統の香りを選ぶことです。

ヒノキ

ヒノキは樹木系のアロマオイルでラストノートに位置し、まるで森林浴をしているような清々しく爽やかな香りをしています。緑を見たり、木立の中を歩いたりすると気持ちがスッキリとしますよね。ヒノキには芳香成分の「モノテルペン類」と「セスキテルペン類」をほどよく含んでいるため、森林浴をしているような、リラックス・リフレッシュ効果に期待ができます。香料として、入浴剤や石鹸などにも使用されている香りです。

カモミール

カモミールはフローラル系のアロマオイルでミドルノートに位置する、フルーティで優しい香りです。りんごのような香りがすることから、ギリシャ語で「地上のりんご」とも呼ばれています。鎮痛作用、抗炎症作用をもち、古代には鎮痛薬として使用されていました。また、カモミールには緊張を解きほぐす作用があり、心身をリラックスするよう働きかけてくれます。

ゼラニウム

フローラル系のゼラニウムはミドルノートに位置する香りです。ローズ調のフローラルな香りのなかに、グリーンなハーブがブレンドされたような香りです。ゼラニウムは自律神経やホルモン分泌を整える効果に期待ができ、PMSや生理痛など女性特有の悩みを緩和するよう働きかけます。虫が嫌がる芳香成分の「シトロネロール」を含んでいるため、外出の際は衣類にシュッと吹きかけておくと虫除けにもなります。

イランイラン

オリエンタル系のイランイランはミドルノートに位置する、エキゾチックな甘く濃厚な香りです。フィリピンのタガログ語からつけられた名前には、「花の中の花」の意味があります。不安やストレスを和らげるリラックス効果に期待ができ、ホルモンバランスを調整する働きもあります。イランイランは他の香りとブレンドすることで印象が変わるため、シーンに合う香りが作れると男女ともに人気です。

 

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