みなさまは、エッセンシャルオイル(精油)はお持ちでしょうか。おそらくこのページをご覧になっているということはお持ちなのではないかと思われます。ティッシュやハンカチやアロマストーンに垂らしたり、アロマディフューザーで拡散させたり、お湯に垂らして蒸気吸入したり、いろいろな活用の仕方がありますね。
しかし、最後まで精油を使い切るのは難しくはないでしょうか。お気に入りのデイリーアロマであれば使い切れるかと思いますが、普段使う頻度の少ないものはなかなか減らずに使用期限が来てしまうことはありませんか。精油は多くの植物から少ししかとれない貴重なものです。そこで今回は精油を最後まで使い切るための方法を紹介させていただきます。作る上で注意点もございますので、作り方以外の部分もよくご確認ください。
精油が取れる仕組み
精油は植物の葉っぱや花、幹、樹脂、果実、果皮、根、種子などから取れます。抽出方法やどこの産地でとれたかなどによって違いは出ますが、ラベンダーですと精油1キロ当たり花穂を100~200kg、ローズなら花を3~5t必要となります。最近は地球環境に配慮して食品加工する際に出る果物の果皮の端材などから作られた商品なども出ていますが、精油は限られた資源から取れた自然からの貴重な贈り物なのです。

精油の活用方法
ここからは実際に精油を活用するための方法をご紹介していきます。どこで道具を買ったらいいかなども記載していますので、この記事を参考にして作ってみてください。注意事項も必ず読んでいただき安全に活用してください。
①アロマスプレー
安価で作りやすくお掃除用、枕用、マスク用などいろいろな活用の仕方があるのでおすすめです。使用する無水エタノールは薬局やアロマ専門店やネットで購入することが可能です。ビーカーや撹拌するための棒もアロマ専門店やネット購入可能です。アロマ専門店だと棚の下など少し分かりづらい場所に置いてあることもあるのですが、置いている所は多いので場所が分からなかったら店員さんに聞いてみてください。遮光性のボトルに関しては100円均一でも売っていることが多いので覗いてみてください。(旅行の際にシャンプーなどを小分けにするための容器などと同じ売り場にあることが多いです。)

用意するもの(50ml作成する場合)
・精油 合計3~20滴程度
・無水エタノール5ml
・水45ml
・ビーカー
・撹拌棒
・遮光性ボトル
作り方
- ビーカーに無水エタノールを5ml入れた後、精油を合計3~20滴入れる。
- 攪拌棒を使い無水エタノールと精油をよく混ぜる。
- 水を加え再度よく混ぜ合わせる。
- 容器に移す
※精油の濃度を1%以上にする場合は肌、特に顔につけないよう注意。(50mlの場合は精油10滴以上使用する場合)
※肌につける場合は、精油の濃度を守り腕の裏などで試してみてから使用する。
※顔につける場合は0.1~0.5%以下の必要があるため、精油1~5滴で作る。
※精油と水だけだとうまく混ざらないため、先に無水エタノールと精油を混ぜるようにする。
※使う際は容器をよく振ってから使用する。
※冷暗所で保管をして、なるべく2週間を目安に使い切る。
②ロールオンアロマ
植物油と混ぜたアロマをロールオンボトルに入れて使用します。精油の使用量自体は多くないですが持ち運ぶことで、外出先でもアロマテラピーが行えます。
職場の休憩中などのリラックスしたいとき、スポーツをする前などの集中したい時にぴったりです。精油で作っているため、香りも香水のように強くなく他人に気を遣わず使いやすいです。
ロールオンボトルはアロマ専門店やネットなどで入手可能です。グレープシードオイルはアロマ専門店やネット以外に無印良品などの美容コーナーなどでも入手可能です。

用意するもの
・グレープシードオイル(植物油)10ml
・精油1~4滴
・ビーカー
・攪拌棒
・ロールオンボトル
作り方
- ビーカーにグレープシードオイルを入れた後、精油を1~4滴入れる。
- 攪拌棒を入れてよく混ぜた後にロールオンボトルに移す。
※柑橘系などの光毒性のある精油や、皮膚刺激がある精油は使用しない。
※塗る際、最初は体の目立たない場所で試してから使用する。
※冷暗所で保管をして3か月を目安に使い切るようにする。
③リードディフューザー
作成しやすく、精油を多く使用するので大量に精油が残っている場合などにおすすめです。1度作ってスティックをさせば、自動で香りを広げてくれるので手間がかからず便利です。
また現在いろいろなお店で最初からブレンドされたエッセンシャルオイルが販売されていますが、その多くが「芳香浴以外では使用しないでください」と注意書きがされています。1番の理由としては、ブレンドエッセンシャルオイルは同じ精油を使っていてもブレンド比率によって香りが変わるため、メーカーはどの精油が何ml入っているか記載しません。そのため芳香浴以外の使い方をすると濃度が濃くなり危険です。ですがリードディフューザーであれば芳香浴にあたりますので、ブレンドエッセンシャルオイルでも最後まで使い切ることができます。

用意するもの
・ビーカー
・無水エタノール
・精油50滴
・ガラス容器
・竹串、またはリードディフューザースティック
・攪拌棒
作り方
- ビーカーに無水エタノール20mlを入れた後、精油50滴を加える。
- よく混ぜ合わせて、ガラス容器に移す。
- 竹串やリードディフューザースティックをガラス容器に差し込む。
それでも使い切れなかった場合
どうしても使いきれなかった場合は水道で流したりせず、新聞紙やいらない布などにオイルをしみこませて捨てましょう。水道で流してしまうと、水質汚染など環境に悪い影響が出てしまいます。オイルは可燃しやすいので染み込ませたら、水を同じぐらい含ませて、何かの拍子に発火しないようにしましょう。最後に袋に入れて密閉して可燃ごみで出してください。
また、まだ使用期限が残っていたり、自分の好みではない香りで使い切れなかったりする場合は、周りの方にあげるのも良いでしょう。その際は簡単な使い方や注意事項などもお伝えしてあげてください。

まとめ
エッセンシャルオイルは自然からの貴重な贈り物です。極力最後まで使い切り、アロマテラピーを生活に活かしましょう。1人だと作るのが面倒に感じることもあると思いますが、ご家族やご友人と一緒に作るとコミュニケーションのきっかけにもなり楽しく作れると思います。どうしても使い切れない際は、この記事を参考にして適切な処分をして地球環境に配慮しましょう。アロマテラピーを楽しむ一助になれたら幸いです。
