せっかくディフューザーを置くなら、より長く、部屋のすみずみまで香りを楽しみたいものですよね。では、より効果的に香りを楽しめる、おすすめの位置はあるのでしょうか。当記事ではディフューザーを置くおすすめの場所や効果を最大限に発揮できる位置、設置する際の注意点を解説していきます。

ディフューザーの置く位置のおすすめ

 

自宅にディフューザーを設置すれば、よりおうち時間を楽しめるでしょう。ディフューザーを置く位置で特におすすめなのは、次の5か所です。

  • 玄関
  • リビング
  • クローゼット
  • トイレ
  • 寝室

ここからは、上の5か所についておすすめの香りやディフューザーを置く際の注意点を解説します。

玄関

玄関は家に帰ってまず入る場所なので、良い香りがすればそれだけで気分が上がりますよね。ヒノキやベルガモットなど、心を落ち着けるアロマを使用すれば、一日の疲れも解消されるでしょう。また、玄関は靴のにおいが気になりがちな場所なので、ユーカリやレモンなど、消臭効果が高いとされているアロマもおすすめです。玄関にディフューザーを置く場合は靴箱の上など、ドアから少し離れた倒れにくい場所を選びましょう。また、玄関は狭くてコードをつなぎにくいので、コンパクトなコードレスタイプのディフューザーや小さめのリードディフューザーを置くと良いでしょう。

リビング

リビングもディフューザーを置くのにおすすめの場所です。アロマは比較的好みが別れにくいオレンジスイートや、森林浴をしているような安らぎを感じるシダーウッドなどがおすすめです。リビングは家族全員が使う部屋なので、家族の好みも考慮して香りを選びましょう。リビングに置くディフューザーは、広い空間でも全体に香りを広げられるミスト式やネブライザー式が良いでしょう。また、香りが食事の邪魔をしないよう、食事の時間帯は使用を控えたり、食卓から離れた場所に設置したりすることをおすすめします。

クローゼット

クローゼットにディフューザーを置くことで、洋服の香りづけにもなります。自分の好きな香りを選んで、日中もアロマを楽しめるようにしましょう。クローゼットは湿気によるかびやほこりでいやなにおいがこもりやすい場所です。ディフューザーを設置する前に掃除をし、いやなにおいとアロマの香りが混ざらないようにしましょう。クローゼットにおすすめのディフューザーの種類は、吊り下げタイプのサシェやアロマストーンです。リードディフューザーは洋服に接触してシミになる可能性があるので避けましょう。

トイレ

トイレはにおいが発生しやすくこもりがちな場所なので、ディフューザーを置くのにおすすめです。トイレに使用するアロマには、抗菌、消毒効果、消臭効果が期待できるものを選ぶと良いでしょう。レモングラスやティーツリー、グレープフルーツは消臭効果、抗菌効果を期待でき、クリーンで清涼感のある香りなのでトイレにおすすめです。トイレにディフューザーを置く際は、水が飛びにくく、換気扇から遠く、低い位置に設置しましょう。また、トイレは狭い空間で香りが濃くなりがちなので、香りは弱めから試しましょう。

寝室

寝室にディフューザーを置くことで、リラックスした気分で就寝できるでしょう。寝室に使用するアロマは、ラベンダーやカモミール、イランイランなど、心を落ち着かせる効果を期待できるアロマがおすすめです。寝室に置く場合は、寝返りや寝起きのふとした瞬間に倒してしまったり、香りが強すぎて気分が悪くなってしまったりしないように、ベッドから離れた場所に置くようにしましょう。寝る直前までアロマの香りを楽しみたい場合は、タイマー機能があるディフューザーを選ぶと良いでしょう。

効果的な位置

アロマの香りを効果的に広げるためには、次の2点を意識しましょう。

  • 人の鼻より下に置く
  • 適度に空気が対流する場所に置く

人の鼻より下に置く

アロマの香りは、下から上へと拡散されます。そのため、鼻より高い位置に設置してしまうと香りを感じにくくなってしまいます。かといって床に直に置いてしまうと転倒やペットや子供の誤飲のリスクがあるので、タンスやサイドテーブルなどの上に置くことをおすすめします。

適度に空気が対流する場所に置く

香りは空気にのって広がっていくため、効果的に香りを広げるには適度に空気が対流する場所に置くことが重要です。具体的には、ドア付近や人がよく通る場所が良いでしょう。ディフューザーを設置する位置として、空気がまったく動かない場所も適切ではありませんが、空調や窓のそばなど空気の対流が激しい場所もおすすめできません。空気の対流が激しすぎる場所に置くと、揮発しやすいアルコール成分やトップノートの香り成分が先に蒸発してしまい、香りが長持ちしなくなったり、香りが途中で変わったりしてしまいます。

注意点

ディフューザーを置く位置を決める際は、次の3点に注意しましょう。

  • 直射日光が当たらない場所に置く
  • 周りと接触しないように置く
  • 子供の誤飲に気を付けるように置く

直射日光が当たらない場所に置く

直射日光はアロマオイルを変質させるおそれがあります。そのため、窓のそばなど直射日光が当たる場所は避けるようにしてください。また、直射日光の影響で液が吸い上げられる速度が早くなると、液だれの原因にもなります。加えて、ほとんどのアロマオイルには揮発を促進するためにアルコールを含ませているので、キャンドルやストーブなど火気の近くにも置かないようにしましょう。

周りと接触しないように置く

リードスティックが壁やまわりのものに接触すると、シミの原因になります。特に木製素材は油を吸収しやすく、シミになりやすいので近づけないようにしましょう。また、プラスチック素材は精油によって変質し、溶けてしまう可能性があるので、必ず近くにないことを確認しましょう。設置したときは周りと接触していなくても、液だれによってシミができてしまう場合もあります。ディフューザーの下にコースターやトレーなどを敷き、液だれ対策を行いましょう。また、もしこぼしてしまったら、乾燥したペーパータオルなどにオイルを吸収させた後、濡らしたペーパータオルでたたくようにしてふき取りましょう。

子供の誤飲に気を付けるように置く

アロマオイルは、少量であっても誤飲してしまうと中毒症状が出るおそれがあります。そのため子ども、特に乳幼児の手が届かない場所に置くようにしましょう。もし心配なら、アロマストーンやアロマスプレーをカーテンに吹きかけるなど、誤飲の心配がないものを使用すると良いでしょう。

まとめ

アロマディフューザーは玄関やリビング、クローゼットなどに設置するのがおすすめです。ディフューザーを置く際には人の鼻より下の場所に置くこと、適度に空気が対流する場所に置くことの2点を意識することで、効果的に香りを部屋全体に広められます。また、アロマオイルの変質やシミ、誤飲事故を防ぐために、直射日光の当たる場所や周りのものと接触する位置、子どもの手が届く位置には置かないようにしてください。

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