ディフューザーでお部屋がいい香りになると、それだけで幸せな気分になれますよね。しかし、ディフューザーを使う際には注意しなければ健康を害したり、事故の原因となったりしてしまうこともあります。今回はディフューザーについての注意点を徹底解説していきますので、ディフューザーをお使いの方、またこれからディフューザーを買おうかお悩みの方はぜひ参考にしてください。
ディフューザーにはさまざまな種類がある
ディフューザーには、超音波式、リードディフューザー、ネブライザー式など、さまざまな種類があります。超音波式ディフューザーはタンクに水とアロマオイルを入れ、水蒸気とともに香りを拡散させます。リードタイプとは、アロマオイルの入った瓶にリードと呼ばれるスティックを挿して使うタイプのディフューザーのことです。ネブライザー式は精油の瓶を直接セットして使うディフューザーであり、他のディフューザーよりも香りが強いのが特徴です。
ディフューザーの種類については「ディフューザーの種類を徹底解説!自分に合ったものを見つけよう」で詳しく解説していますので、ぜひそちらとあわせてお読みください。
種類ごとに注意すべき点がある
ディフューザーにはさまざまな種類があると説明しましたが、種類ごとにそれぞれ注意すべきポイントがあります。そのため、ディフューザーを購入する際には設置場所や手入れのしやすさなどを考慮して選ぶ必要があります。種類別の注意点については後ほど詳しく解説しますが、ここからはどの種類のディフューザーにも共通していえる注意点について解説します。
精油は火器に注意
ディフューザーの種類にかかわらず、火気には注意しましょう。精油には引火性があり、ある一定の温度(引火点)を超えると火気に触れて発火する危険性があります。引火点は精油の種類によって異なり、よく使われる種類ではローズマリーが49℃、イランイランは65℃、ラベンダーは75℃です。精油の引火点は常温以上のものが多いため、ご家庭で使用する分には引火の危険性は低いですが、それでも低いものだと30℃程度のものもあります。そのため、火気には触れないようにしてください。また、精油を保存する際にはしっかりとふたを閉め、気化を防いだうえで火気のない場所で保存するようにしましょう。
使いすぎにも注意
ディフューザーは良い香りなので、一日中使いたい…と思うかもしれませんが、使いすぎには注意してください。精油は体に取り込まれた後、血管を通って肝臓や腎臓に運ばれ、代謝・排出されます。一日中ディフューザーを使い続けると代謝が追いつかなくなり、体に負担となってしまいます。また、体の許容量を超えて精油を吸収し続けると、化学物質過敏症になる恐れもあるので、使用は1回につき15~30分とし、1日あたりの使用回数を2~3回程度にとどめておきましょう。
ディフューザーの種類別での注意点
ここからはディフューザーの注意点を、水を使うタイプ、リードタイプ、機械タイプに分けて紹介していきます。
水を使うタイプ
ディフューザーのうち、超音波式のディフューザーは水を使います。香りだけではなく目で見て楽しめるディフューザーであるため、インテリアとしても人気があります。そんな水を使うタイプのディフューザーでは、特に次の2点に注意してください。
- カビの繁殖
- 手入れはこまめに
カビの繁殖
水を使うタイプのディフューザーでは、特にカビの繁殖に注意しましょう。アロマオイル自体にはカビは発生しませんが、ディフューザーに使用する水が傷むことでカビが発生する可能性があります。カビが繁殖したまま使用し、水蒸気を吸い込んでしまうとカビ臭さがせっかくの良い香りを邪魔してしまったり、健康に害を及ぼしたりしてしまいます。こまめに水を取り替えたり、使わない時間帯は乾燥させたりして、カビが繁殖しないようにしましょう。
手入れはこまめに
水を使うタイプのディフューザーは、タンクに雑菌がたまりやすいため、5~6日に1回は手入れをしてください。超音波式ディフューザーの手入れの方法は次のとおりです。
- 残っている水をすべて捨てる
- 薄めた中性洗剤を布やキッチンペーパーにしみこませ、タンク内を拭く
- タンクに水を入れて30分ほど稼働させる
- 水をあけて乾拭きし、乾燥させる
細かい部分は綿棒などを使って磨くことをおすすめします。中性洗剤が用意できない場合は、タンクを水やぬるま湯ですすいだ後にアルコールで消毒するとよいでしょう。
リードタイプ
リードタイプのディフューザーは、他のディフューザーに比べて香りの主張が強すぎず、自然な香りを楽しめるのが魅力です。また、お手入れが必要ないため、気軽に使用できるのも特長です。そんなリードタイプのディフューザーで気を付けるべきポイントは、次の2点です。
- 直接オイルに触れない
- 引火する場所に置かない
直接オイルに触れない
アロマオイルは刺激が強いため、直接触れると肌荒れなどを引き起こす危険性があります。どのタイプのディフューザーにも言えることですが、リードタイプのディフューザーは特に瓶を倒してしまったり、垂れてきた液に触れてしまったりなどして直接触れるリスクが高いので気をつけましょう。もし肌にオイルが付着してしまったら、すぐに流水で洗い流してください。
肌だけではなく、カーテンやタンスなどの家具にもスティックや液が触れないように注意してください。シミになったり、変質・変色したりする可能性があります。液だれしたオイルが家具に付着するのを防止するため、瓶の下にコースターなどを敷くのがおすすめです。
引火する場所に置かない
リードディフューザーで使うアロマオイルには、揮発性を高めるためにアルコールが混ぜられています。精油自体にも引火性がありますが、アルコールを含むリードタイプは特に火災を引き起こす危険性が高いので、火気には十分注意しましょう。
機械タイプ
ディフューザーのうち、超音波式やネブライザー式、アロマドロップ式などは電源を必要とする機械タイプに当たります。機械タイプのディフューザーでは、次の2点に注意しましょう。
- 水回りに気を付ける
- 火気に注意する
水回りに気を付ける
機械タイプのディフューザーは、水回りでの使用を避けるようにしましょう。ディフューザー本体や電源プラグが水に濡れることで、漏電する可能性があります。もし電源プラグや本体が水に濡れてしまったら、すぐにコンセントからコードを外し、水をふき取るようにしましょう。また、濡れた手で通電部分に触れると感電してしまう可能性があるので、ディフューザーを操作したり、コンセントからコードを外したりする際は、必ず乾いた手で行いましょう。
火器に注意する
超音波式、ネブライザー式、アロマドロップ式、いずれの種類であっても精油を使用します。そのため、キッチンやストーブの近くなど、火気のある場所では使用しないでください。
また、コンセントを使うタイプの場合は、引火による火災だけではなくコードからの発火にも気を付ける必要があります。他の家電製品と同様に、定期的にプラグやコンセントのほこりを取る、コードを家具で踏まない、タコ足配線をしない、などの火災対策を行いましょう。
安心してディフューザーを使うならインプルーブにお任せ!
ディフューザーを使う際は、当記事で紹介したポイントに注意しなければ健康に害を及ぼしたり、事故の原因となってしまったりします。もし自分ひとりで管理するのが不安…ということでしたら、ぜひインプルーブにお任せください。インプルーブでは設置後も定期的にメンテナンス訪問を行い、機械の点検や清掃、オイルの補充を行っているため、知識がなくても安心して運用できます。また、アフターサポートとして香り空間チェックも行っており、よりコスパよく運用できる設置場所やブレンド調合をご提案しています。