エッセンシャルオイルは、薬の元になる成分を豊富に含んでいます。このことから、アロマを日常生活に取り入れ、病状の改善に役立てることを「ホームケアアロマ」と言います。
当記事では、ホームケアアロマの概要やアロマの具体的な活用方法、おすすめのアロマの種類について解説します。アロマに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
アロマとホームケア
現在、日本においてエッセンシャルオイルは雑貨扱いとなっています。そして「アロマ」と言えば、リラクゼーションとしての活用が主流です。
しかし、エッセンシャルオイルの成分をきちんと見てみると、病院で処方される薬の元になる成分が含まれているのです。
幅広い活用方法がある
一口にアロマと言っても、その活用方法は非常に多岐に渡ります。例えば、「トリートメント法」や「沐浴法」といった、リラクゼーションに特化したものもあれば、「吸入法」や「湿布法」といった、よりホームケアに適した方法もあります。
また、エッセンシャルオイルは使い方さえ間違えなければ、小さなお子様から高齢者まで、幅広い層が使用できます。自分の体調や目的に合わせて用途を変更できるため、ホームケアとして最適のアイテムと考えられているのです。
目的によって効果的なアロマの種類が変わる
アロマの香りには花や植物、スパイスなど、さまざまな種類が存在します。また、それぞれの香りによって、効果や効能も異なります。
例えば、イライラやストレスを解消したい場合には、イランイランやローズがおすすめですし、情緒を安定させたいときには、ゼラニウムやネロリが適しています。そのため、アロマを使う前には、使う目的を明確にしたうえで、その目的を叶えられる効果を持つアロマを選択しましょう。
インプルーブのアロマは好みの香りにブレンドできる
アロマによっては、組み合わせることで相乗効果を得られるものもあります。インプルーブでは、アロマテラピーアドバイザー有資格者のスタッフが、お客様一人ひとりの目的に合わせた香りをブレンドしています。ヒアリングから調合、導入時の注意点の説明までを専任のスタッフが一気通貫で行うため、初心者の方でも安心してアロマを使用できます。
活用方法とそれぞれにオススメのアロマ
ここからは、目的別のアロマの活用方法とそれぞれにおすすめのアロマについて紹介します。
気持ちを落ち着かせたい時
気持ちを落ち着かせたい時におすすめなアロマは、「ローズ」や「ゼラニウム」「ラベンダー」などです。
ティッシュペーパーやハンカチなどにエッセンシャルオイルを数滴落とし、枕元に置くと寝つきが良くなります。ただし、香りの濃度が高いと刺激が強く、逆効果となってしまうため、エッセンシャルオイルは1〜2適が適当です。
また、夜中に目が覚めてしまってなかなか寝付けないときは、手浴法をしてみましょう。手を温めることで、肩や首の緊張を緩めて、リラックスできます。
ローズ
「ローズ」は、甘く華やかで女性的な香りが特徴です。ローズの花は女性の体と関わりが深く、子宮強壮作用があります。 そのため、生理不順やPMS、更年期トラブルなどに役立つと言われています。
ゼラニウム
「ゼラニウム」は、ローズにも似た奥の深いハーバルな香りが特徴です。ホルモンバランスの乱れを整えてくれる効果があると言われており、生理不順やPMSといった女性ならではの悩みを和らげたい方に最適です。
ラベンダー
「ラベンダー」は、フローラルな花の香りと柔らかさが印象的な人気の香りです。 ラベンダーの香りには、リラックス効果や殺菌効果、鎮痛・鎮静効果があります。
仕事や作業に集中したいとき
仕事や作業に集中したいときは、「ペパーミント」や「レモン」、「オレンジ」「グレープフルーツ」がおすすめです。
マグカップなどの耐熱容器にエッシェンシャルオイルを数的垂らして、蒸気で香りを広げると芳香浴法を楽しめます。また、冷えによる身体のダルさやクーラーの効き過ぎには、足浴法や全身浴法で発汗を促すと良いでしょう。この際、全身浴法はいつもより熱めのお湯を使い、短時間で切り上げるのがポイントです。
ペパーミント
「ペパーミント」は、フレッシュで爽やかな甘さと強い刺激が特徴的な香りです。香料や薬用としても広く使われており、頭や気分をスッキリとさせてくれます。
レモン
「レモン」は、みずみずしく爽やかでさっぱりとしたフレッシュな香りです。親しみやすく、万人に好まれるアロマと言えるでしょう。
オレンジ
「オレンジ」のエッセンシャルオイルには、甘い香りのスイート種とほろ苦さを感時られるビター種があります。どちらも爽やかで、日本人に馴染み深い香りとして知られています。
グレープフルーツ
「グレープフルーツ」は、程良い苦みを含んだフレッシュで爽やかな香りです。オレンジに次いで好まれやすく、親しみやすい香りと言えるでしょう。
疲れやストレスを感じているとき
疲れやストレスを感じているときには、「ティートリー」や「ユーカリ」「ラベンダー」の香りを嗅いで、心に安らぎをもたらせましょう。
これらのエッセンシャルオイルは、どれもトリートメントオイルとして塗布しても効果的です。お腹や手足、頭などを優しくマッサージすることで、リラックスできます。
また、情緒が不安定になったり、感情が抑えきれなかったりするときには、お腹への温湿布を試してみてください。温かい湿布が体の緊張感を緩め、安心感を与えてくれます。
ティートリー
ティートリーは森林をイメージさせる、スッキリと清涼感のある爽やかな香りです。ユーカリに似た穏やかさを感じられます。
ユーカリ
「ユーカリ」は、爽やかで清涼感がある香りです。アロマのなかでも匂いが強めな傾向にあり、鼻の奥に届くような爽快感を体感できます。
ラベンダー
「ラベンダー」は、フローラルな花の香りです。柔らかさが印象的で、ほのかにハーブの爽やかさも感じられます。
とにかくリフレッシュして元気を出したいとき
とにかくリフレッシュして元気を出したいときは、「ベルガモット」や「ローズマリー」「オレンジスイート」の力を借りてみましょう。
これらの香りには、程よい爽快感があり、意識をシャキッと目覚めさせてくれます。アロマディフューザーなどの専用器具を使っても良いですし、トリートメントオイルを作ってマッサージに使うこともできます。仕事や勉強で疲れたときには手や腕のストレッチをして、コリをほぐしてあげましょう。
ベルガモット
「ベルガモット」は、みかんとレモンの中間のような柑橘ならではの爽やかさと、フローラルな甘さを併せ持つ香りです。 紅茶のアールグレイの香り付けとしても使われています。
ローズマリー
「ローズマリー」は、力強く存在感のあるグリーンの香りが特徴的です。 ハーブらしい刺激もしっかりと感じられ、 みずみずしさがある点も魅力です。
オレンジスイート
「オレンジスイート」は、オレンジの果皮から抽出されるフルーティーな香りが特徴のエッシェンシャルオイルです。不安や緊張によって集中力が切れてしまったときにおすすめです。
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