近年、若い世代を中心にアロマテラピーによる美容効果が人気を集めていることをご存じでしょうか。当記事では、アロマテラピーがなぜここまで注目されているのか、その理由について解説します。おすすめのアロマ活用方法についても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。
アロマテラピーとは
「アロマテラピー」とは、精油もしくは精油の芳香や植物に由来する芳香を使って、心身の健康やリラクゼーション、ストレス解消などを目的とした芳香療法を意味します。香りは自律神経を整えてくれる作用を持つことから、近年アロマテラピーへの注目が集まっています。
期待できる美容効果
アロマテラピーには美容効果もあります。例えば、保湿効果や殺菌作用、エイジングケアなどもそのなかのひとつです。以下では、アロマテラピーで期待できる美容効果について紹介します。
保湿効果
自分の肌状況に合わせた精油を、マッサージオイルなどに用いて直接肌から浸透させることで、有効成分が皮膚に届き、お肌の調子を整えてくれます。
おすすめのアロマ【ラベンダー】
ラベンダーは美肌効果以外にもあらゆる力を持つ香りです。優しいフローラル系の香りであるため、老若男女を問わず古くから親しまれている香りと言えるでしょう。癖もなく、さまざまな効果を実感できる優秀なアロマオイルですので、初心者の方にもおすすめです。
抗炎症作用
アロマオイルには肌の炎症を鎮めて赤みや腫れを軽減し、症状を楽にする作用もあります。
おすすめのアロマ【ローズマリー】
ローズマリーは、料理などで使われることも多いアロマです。ローズマリーと純度の高いアルコールを混ぜた液体を「ハンガリアンウォーター」と呼びます。「ハンガリアンウォーター」の由来は、14世紀の中世ヨーロッパ時代に、ハンガリー王妃に献上された「ハンガリアンウォーター」から来ていると言われています。「ハンガリアンウォーター」は、王妃の動かない手足の痛み止めが目的だったと言われていますが、実際に使用してみると若返りの効果が強かったため、後に若返りの水として評判になりました。そのため、エイジングケアの効果に優れています。
殺菌作用
アロマのなかには、殺菌作用や消炎作用、抗アレルギー作用のあるものも存在します。普段のスキンケアに数的程度垂らして使用することで、治りにくいニキビやアトピー性皮膚炎に対して役立ちます。
おすすめのアロマ【ミルラ】
ミルラは古代エジプトにおいて、神に捧げる香りとして焚かれていた香りです。ムスクに似た甘い独特な香りがして、防腐・殺菌効果があることから、ミイラの保存にも使用されていました。現代では、肌荒れやあかぎれなどの症状に効果があるとして、人気が高まっています。
収斂作用
収斂(しゅうれん)作用とは、タンパク質を変性させることによって組織や血管を縮める作用を意味します。収れん作用を持つアロマオイルには止血や鎮痛、防腐などの効果があり、化粧品としても広く用いられています。
おすすめのアロマ【ゼラニウム】
ゼラニウムは痛みの緩和や傷、感染症の治療などに使用されてきたアロマです。ローズに近い、フローラル系の香りがするため、心を穏やかにしてくれる作用もあります。また、ゼラニウムはクレンジング時に1~2滴使用すると、毛穴を洗浄してくれる効果を得られます。
皮脂のコントロール
アロマの芳香分子は非常に小さく、皮膚の真皮に浸透するため、皮脂バランスをコントロールする役割も果たしています。
おすすめのアロマ【イランイラン】
香水などにも使われていることが多いイランイラン。その名を聞いたことがある人も少なくないのではないでしょうか。イランイランという名前には、「花の中の花」という意味が込められており、官能的で人気のある香りです。そんなイランイランは、皮脂バランスの調整作用によって、潤いのある肌へと導いてくれます。
エイジングケア
シミやシワなどのエイジングケアにも効果を発揮するアロマオイルもあります。特に乾燥が気になる方は普段のスキンケアにアロマオイルを使用することで、保湿効果も得られて一石二鳥です。
おすすめのアロマ【パルマローザ】
パルマローザはイネ科の多年草から抽出されるオイルです。ローズと同じ成分が入っているため、華やかかつ爽やかなフローラルの香りがするのが特徴です。パルマローザには鎮静や収れん作用があり、細胞の成長を促す効果も期待できるため、皮膚再生に効果的と言われています。
アロマオイルの活用法
アロマオイルを実際の生活で活用する方法には、どのようなものがあるのでしょうか。以下では、おすすめのアロマオイルの活用法を4つ紹介します。
芳香浴
芳香浴はアロマテラピーを気軽におうちで楽しめる方法です。ディフューザーやアロマポットなどを使って室内に優しい香りを充満させることで、日常のストレスや疲れから解放され、ゆったりとした時間を楽しむことができます。また、ハンカチなどにアロマオイルを数滴垂らして持ち歩けば、外出先でも好きな香りを楽しむことが可能です。
トリートメントオイル
トリートメントオイルとは、アロマオイルをキャリアオイルで希釈した後に、身体や顔に塗布してマッサージする方法です。リラクゼーション効果はもちろん、筋肉の凝りやむくみの改善、血行促進、保湿などにも有効です。
アロマバス
アロマバスとはバスルームのなかで、呼吸器から効率的に芳香成分を取り入れるとともに、肌からも微量の香りの成分を浸透させる方法です。お湯で揮発するエッセンシャルオイルの働きに入浴のリラクゼーションや温熱効果が加わることで、心身の両面に対して高いアロマテラピー効果を得ることができます。
オイルマッサージ
マッサージの際にアロマオイルを使用すると、オイルの成分が体に浸透して、肌ツヤを引き出し、なめらかな肌へと導いてくれます。血行が悪いと肩こりや腰痛が起こるだけではなく、肌のくすみにもつながってしまうため、定期的にマッサージをして血行を良くする工夫が大切です。
ただし、身体や顔にアロマオイルをつける場合は注意が必要です。なぜなら、アロマオイルは分子が小さいため、表皮の角質層のバリア機能をすり抜けて、真皮にまで届いてしまう可能性があるためです。特に敏感肌の方や妊娠中の方は刺激を受けやすいため、注意しましょう。
オイルマッサージをする際は、アロマオイルを希釈用オイルに混ぜて、アロマオイルの濃度が1%以下のオイルを生成します。濃度の決め方としては、キャリアオイル5mlに対して、アロマオイルを一滴を垂らしましょう。そうすると1%程度の濃度になります。
マッサージは心臓から遠い足先から始めて、ふくらはぎ、太もも、腕、お腹の順番で行います。手のひらにオイルをのせて、むくみがちな部位やコリを感じる箇所を、心地良いと思える強さでマッサージしましょう。
まとめ
今回はアロマテラピーの美容効果についてお伝えしました。アロマにはさまざまな美容効果があることをお分かりいただけたのではないでしょうか。心強い味方であるアロマの力を借りることで、日々のリラックス時間がより良いものへと生まれ変わるはずですよ。
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