アロマオイルは香りで楽しむだけではなく、集中力を高めたりリラックスできたりとさまざまな働きがあります。しかし、最適な保管ができなければ十分な効果が発揮されません。この記事では、アロマオイルの最適な保管場所や保管方法について解説していきます。これからアロマを使いたい人、もう生活に取り入れているという人もぜひ参考にしてください。

保管場所

アロマはどこでも手軽に楽しめますが、充分に香りを楽しむためには、正しい保管場所を理解しておく必要があります。アロマオイルは適切な場所で保管していないと、香りが失われてしまったり、劣化してしまったりします。ここではアロマオイルを長期間、充分な香りや効果を得るための正しい保管場所や避けたほうがよい保管場所について解説していきます。ここで紹介するポイントを抑えておくだけでアロマの充分な効果を楽しめますので、しっかりと確認しておきましょう。

湿度の低い場所

アロマオイルは水や湿気に弱いので、湿度の低い場所に保管するようにしましょう。湿気によってアロマオイルが水分を含んでしまうと、オイルの濃度が薄まり、劣化の原因になるためです。生活にアロマを取り入れようと考えたとき、半身浴など入浴とともにアロマを楽しみたいという方もいるでしょう。そのとき、アロマオイルをすぐに使用できるように、風呂場や洗面所で保管しがちになります。しかし、どちらも湿気が高く水気のある場所であり、アロマオイルの劣化の原因となるため注意が必要です。すでに風呂場や洗面所などの湿度の高い場所に保管している方は、湿度が低い場所に移動させるようにしましょう。

20℃前後の冷暗所に保管する

アロマオイルは20℃前後の冷暗所に保管することが、効果を長持ちさせる秘訣です。アロマオイルは高温に弱く、なかでも柑橘系のアロマオイルは劣化が早いので、温度に気を付けて保管する必要があります。気温が高くなる夏場などに冷暗所がない場合、冷蔵庫に入れて保管する方法も有効ですが、注意も必要です。まず使用のために冷蔵庫から取り出したアロマオイルは、そのまま放置せずにすぐに冷蔵庫へ戻すようにしましょう。また、アロマオイルは高温のほかに、急激な温度変化にも弱いため、頻繁に冷蔵庫から出し入れすることで、劣化を早める可能性もあります。

すべてのアロマオイルは冷蔵庫や冬場など、気温が低すぎる場所で保管するのが良いというわけでもありません。例えば、芳醇な香りで人気の高いローズ・オットーなどは、低温すぎる場所で保管することで、凝固してしまいます。固まったアロマオイルも手で温めることで使用可能ですが、冷蔵庫で保管するときには野菜室など、できるだけ20℃前後に近くなる場所での保管が大切です。

直射日光を避けて保管する

アロマオイルは高温や紫外線を苦手としているため、直射日光を避けて保管するようにしましょう。アロマオイルが販売されるときに遮光瓶に入っているのも、このような理由からです。前述の通り、直射日光が当たらない20℃前後の冷暗所が最適な保管場所となります。具体的には、日光が当たらない棚や引き出し、クローゼット、保管庫などがおすすめです。アロマオイルを希釈するキャリアオイルなども同様に冷暗所での保管が推奨されているので、家の中で最適な保管場所を探してみてください。

また、保管するときには遮光瓶のままでも問題ありませんが、木箱やアルミ缶などに入れることで、湿気やボトルの転倒防止にもなるのでおすすめです。アロマオイルの入っていた化粧箱を残しておき、それに入れて保管するアロマセラピストも多いようです。

保管方法

ここまではアロマオイルの効果を引き出し、長持ちさせるために最適な保管場所について解説してきました。アロマオイルの劣化を防ぐためには、保管場所はもちろん保管方法も大切になってきます。それでは、アロマオイルを正しい保管場所でどのように保管したらよいのかについて見ていきましょう。アロマオイルを保管するなかで自分が気づかないうちに、アロマオイルの劣化を促進させている可能性もあります。今回紹介する方法を参考にして、アロマオイルを長い時間充分に楽しめるようにしてください。

開封後は早めに使用する

アロマオイルは購入後、開封してからできるだけ早めに使い切ることが重要です。アロマオイルは酸素と触れることで酸化し、劣化が始まるため、開封後は日々劣化が進行しています。市販商品では保存期間を約3年と設定しているものも多いですが、これはあくまでも未開封で保管している場合の期限なので、注意が必要です。特に柑橘系のアロマオイルは酸化による劣化が早いため、数カ月で使い切ることをおすすめします。そのほかのアロマオイルにおいても、開封後は1〜2年で使い切った方が良いでしょう。また、保存期間内であっても、香りが変わったと感じた場合には使用を控えるようにしましょう。アロマオイルの保存期間を忘れないようにするため、開封日をラベルに書いたり、期限を記したシールを貼ったりするのもおすすめです。

遮光瓶で保管する

アロマオイルは遮光瓶に入れて保管することで劣化を防げます。アロマオイルは直射日光に弱い性質を持っているため、遮光瓶に入れることで日光からアロマオイルを守れます。アロマオイルには遮光瓶に入れて販売しているものも多くあるので、その際は改めて準備する必要はないかもしれません。また、遮光瓶はある程度の光を遮ってくれますが、日光をすべて遮断するものではありません。そのため、遮光瓶に入れて保管しているからと安心せずに直射日光が当たらない冷暗所で保管するようにしましょう。

ガラス瓶で保管する

アロマオイルを保管する際には、ガラス瓶で保管するようにしましょう。プラスチックなどの容器を使用した場合、オイルによって容器が変形する可能性があります。また、ガラス瓶のなかでも遮光瓶で保管するのがおすすめです。アロマオイルは光や熱に弱いので、遮光瓶にすることで光を通しにくくなります。このようにアロマオイルの保管の際には、容器の変形や転倒の影響が少ないガラス瓶を使用することが大切です。

立てて保管する

アロマオイルは横にしたり逆さまにしたりせず、立てて保管することが大切です。アロマオイルの容器の蓋がプラスチックになっている場合、傾けることでアロマオイルがプラスチックに付着し、蓋が変形してしまうことがあります。もし蓋が変形しなかったとしても、中身がこぼれる原因になるので、立てて保管することを徹底してください。また、開封後はボトル内の空気とアロマオイルが混ざって酸化してしまう恐れがあるため、できるだけ振らないように気を付けましょう。

まとめ

アロマオイルは適切な保管場所に正しい方法で保管することで充分な効果を発揮し、長く楽しむことが可能となります。アロマオイルは高温で湿気の多いところが苦手なので、湿度が低い冷暗所で保管することが大切です。また、保管する際には遮光瓶や化粧箱で立てて保管し、開封後は速やかに使用するようにしましょう。アロマオイルを正しく保管・使用しながら、日常のリフレッシュに香りを取り入れてみてください。

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