アロマには気分のリフレッシュや集中力のアップなど、さまざまな働きを期待できます。そのため、最近では仕事中にアロマを取り入れながら、働いている方も多く存在します。しかし、アロマは香りによって効果が異なったり、オフィスで使用する際には注意が必要だったりもします。この記事では、仕事中のアロマの取り入れ方や注意点、さらにはアロマの香りごとの効果や特徴などについて紹介していきます。これからアロマを日常にはもちろん、仕事にも取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

仕事中に効くアロマの効果

アロマには仕事の効率をアップさせる、さまざまな効果があります。例えば仕事中にアロマを使用することで、集中力を高めたり、ちょっとした気持ちの切り替えができたりするようになります。ここでは仕事中に使えるアロマの効果について詳しく紹介していきます。

集中力を高めることができる

仕事中にアロマを使用することで、集中力を高めることが可能です。アロマの種類によっては、集中力や記憶力を高めてくれる「頭脳明晰作用」という効果があります。朝一の会議で何となくぼんやりしているときに、頭の中を一気にシャープにしてくれるでしょう。そのため、仕事で集中したいときや、没頭して作業を行いたいときにおすすめです。

気持ちの切り替えができる

仕事中にアロマを使うことで、リフレッシュやリラックスなど、手軽に気持ちの切り替えが可能です。近年はオフィスへの出社やリモート勤務など、多様な働き方が認められているので、仕事中に気持ちの切り替えを行うことはとても大切です。また、オフィスでは年齢や性別の異なる人達が同じ空間で働くため、対人関係のストレスを感じたり、隣の席の臭いが気になったりすることもあります。リモート勤務では業務中のコミュニケーションが減ったり、休憩のタイミングを逃したりすることもあるでしょう。

このようなときにリラックス効果のあるアロマを上手に取り入れることで気分が一新され、効率的に仕事を進められるようになります。

アロマの使用方法

アロマには集中力アップやリフレッシュ効果など、仕事中に活用することで、さまざまな効果が得られることが分かったでしょう。しかし、アロマを初めて使う方にとっては使い方が分からず、少しハードルを高いと感じる方もいるかもしれません。

そのような方向けに仕事中でも手軽に使用できるアロマの使用方法をいくつか紹介していきます。ハンカチやマスクのように身に着ける物へ垂らしたり、ロールオンアロマを活用したりと、誰でも手軽に試せる方法なので、ぜひ参考にしてください。

ハンカチやティッシュに垂らして使う

まずは、日ごろから持参しているハンカチやティッシュに垂らして使う方法です。ハンカチやティッシュに10滴ほど垂らして、デスク周りに置いておくだけで、十分にアロマの香りを感じられます。その他にもデスク周りにあるアイテムとして、椅子の背もたれやジャケットなどにアロマスプレーを吹きかけてもよいでしょう。簡単に香りを楽しみたい場合には、まず身の回りのものに垂らしてみるのがおすすめです。

マスクに垂らして使う

ハンカチやティッシュの携行品のほかにも、マスクにアロマを数滴垂らして、リフレッシュする方法もあります。マスクにアロマを垂らすことで、周りを気にせずに自分だけでアロマを楽しむことが可能です。特にオフィスで働いている方は、自分だけではなく、隣の席への配慮が必要になってくることもあるでしょう。周囲への迷惑が気になる方にはマスクを使って自分だけでアロマを楽しむのもおすすめです。

ロールオンアロマを使う

アロマの使用方法には、携行品に垂らす以外にも、ロールオンアロマを活用する方法があります。ロールオンアロマとは、スティック状の容器にアロマを入れた携帯可能なものです。先端が球体になった容器に入っているので、その部分を香りを感じたい箇所にころころと転がすことで、香水の代わりとして使用できます。ロールオンタイプにすることでアロマの付けすぎや、周囲への飛び散りを防げるので安心です。ただし、エッセンシャルオイルには精油が含まれていて、種類によっては炎症を起こすこともあるので、直射日光は避けましょう。

おすすめのアロマ

アロマはシチュエーションや気分で使い分けることで、より効果的に作用したり、場面に合った使い方ができたりすることを解説してきました。それでは実際にどんな種類のアロマがあるのかについて、ここからは紹介していきます。今回紹介するアロマを参考に、自分の気分や目的にあったアロマを探してみてください。

オレンジスイート

オレンジスイートは、誰からも好まれやすい柑橘系の香りで、強すぎない丸みを帯びてるのが特徴です。特にオフィスでアロマを取り入れたいときに役立ちます。緊張をほぐしてリラックスした気持ちになり、イライラを収めたり、仕事への集中力を高めたりする働きも期待できるでしょう。ほかにも消化器の働きを整える効果があるとされ、食欲を増進させてくれます。

ユーカリ

ユーカリは、すーっとした清涼感のあるハーブ系の香りです。すっきりとした香りが眠気を防ぎ、集中力を高めてくれる働きがあります。また、風邪や花粉の影響で喉や鼻のコンディションが良くないときにも大活躍してくれるでしょう。ただし、人によっては刺激を感じることもあるため、オフィスで使う際には周囲への影響に気を付ける必要があります。

スペアミント

スペアミントは、爽やかなハーブ系の香りですが、その中にもほのかに甘みや苦みが感じられるのが特徴です。スペアミントの香りはタブレットやガム、キャンディなどに用いられることが多く、集中力を高められるだけではなく、喉や鼻のコンディションが悪いときにおすすめです。また、昆虫忌避作用や抗菌作用があるため、虫よけや雑菌から発生する臭い対策にも役に立ちます。

ローズマリー

ローズマリーはフレッシュでクリアな刺激のある、ハーブ系の香りです。全身を刺激するため、眠気を覚ましたいときや、仕事に集中できないときのリフレッシュとして使えます。また、血行を良くして発汗させる作用があるため、疲労回復時にも活躍してくれます。そのほか、スペアミントと同様に抗菌作用があるため、臭い対策や虫よけとしても有効です。

ラベンダー

ラベンダーは、柔らかな花と爽やかなハーブを合わせたような、安らかな気持ちになる香りです。自律神経を整え、ストレスによって固くなった心と体をほぐしてくれる働きがあります。リラックス効果だけでなく、優れた鎮静作用や皮膚修復作用もあり、日焼けやあせも、虫刺されなどの皮膚の炎症も抑えてくれます。このように幅広い用途があるため「万能精油」といわれる代表的なアロマです。

仕事中の注意点

さまざまな種類があり、万能に感じられるアロマですが、仕事中に使用する際にはいくつかの注意点があります。ここではオフィスでアロマを使いたいときの注意点を紹介していきます。自分はもちろん、周囲の人も心地よく感じられるように、しっかりと確認しておきましょう。

周りに注意する

どんなに良い香りをするアロマを取り入れたとしても、感じ方には個人差があります。オフィスで働く人のなかには、アロマ自体が苦手な人がいるかもしれません。アロマを使用する際には、香りが広がりすぎないよう使用量に注意し、マスクに垂らすなどして使い方に気を付けましょう。一度にたくさん精油を出すのではなく、1滴ずつ垂らして香りが広がる様子を見ながら使用すると良いでしょう。

強すぎる香りは控える

刺激的なアロマの香りには高い即効性を期待できますが、周りに不快感を与えることがあるので要注意です。特にアロマに慣れていない人からすると、ストレスに感じる可能性もあります。そのため、オフィスでは柔らかく馴染みやすいラベンダーの香りや、誰からも好まれやすい柑橘系のベルガモットやレモン、オレンジといった香りがおすすめです。

まとめ

今回はアロマの仕事への取り入れ方や注意点、アロマごとの特徴について紹介してきました。アロマには気分を変えるだけではなく、抗菌作用や虫よけ、鎮静作用など、さまざまな効果があります。仕事の環境や時期に合わせて、自分で香りをブレンドして楽しむと良いでしょう。また、仕事以外のプライベート空間に合うものを探してみるのもおすすめです。香りを楽しみながら自分の心と体に向き合い、整えるきっかけとして日常の中にアロマを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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