デトックスとは、体内にためこんだ有害物質や毒素を排出することです。ダイエットや美肌などたくさんのうれしい効果があり、美容や健康に気を使っている人たちの間で注目されています。デトックスにはさまざまなアプローチ方法がありますが、今回おすすめするのはアロマオイルを使ったデトックス方法です。当記事ではデトックスにおすすめのアロマオイルの種類や、デトックスに効果的な使用方法を解説していきます。

デトックス効果とは

私たちは日々、有害物質や毒素を体内にため込んでいます。体内にため込まれた有害物質は、通常肝臓で無毒化されてさまざまなルートで排出されます。しかし、加齢や生活習慣の乱れなどが原因で、肝臓の排出機能が低下してしまうことがあります。この低下した排出機能を食べ物や飲み物、生活習慣の改善で向上させることを、デトックスといいます。本来は肝臓機能の強化の意味合いが強いものですが、近年は体内の老廃物を排出し、体をすっきりさせること全体をデトックスと呼ぶことも多いようです。デトックスにはむくみ解消によるダイエット効果、便秘解消、美肌、免疫力向上など、さまざまな効果があります。デトックスにはさまざまな方法がありますが、大まかには次の3つのアプローチ方法があります。

  • 心身を癒す
  • 体を整える
  • 体内の老廃物を取り除く

心身を癒す

ストレスがたまると血管が収縮し、血流やリンパの流れが悪くなってしまいます。そのため、デトックスを行うにあたって心身の疲労回復はとても重要な要素です。睡眠を十分にとったり、ゆっくりお風呂に入ったりして、日ごろの心身の疲れを解消しましょう。また、アロマにはリラックス効果や安眠効果のあるものも多いので、アロマディフューザーを部屋においてみるのもよいでしょう。

体を整える

生活習慣の乱れは排出機能の低下につながります。生活リズムを規則正しくしたり、食生活に気を使ったりして、体の調子を整えましょう。特に野菜の少ない食事や油っこいものが多い食事は肝機能を低下させます。また、運動して血行を良くするのもおすすめです。

体内の老廃物を取り除く

老廃物がたまっていると、体内に毒素が蓄積されます。体内の老廃物を取り除くには、こまめな水分補給がおすすめです。特に起床直後や入浴前後など、水分不足に陥りやすいタイミングでは意識的に水を飲むようにしましょう。また、マッサージにも老廃物を排出し、むくみを解消させる効果があります。

おすすめのアロマオイル

デトックス効果のあるおすすめのアロマオイルは次の4種類です。

  • カモミール
  • ローズマリー
  • ジュニパーベリー
  • サイプレス

カモミール

カモミールはリンゴに似たフルーティーな香りが特徴のフローラル系のアロマです。体を温め、血行を良くする作用があるため、デトックス効果があります。また、安眠やリラックス効果もあるため、デトックスに欠かせない生活習慣の改善にも役立ちます。ただし香りや作用が強いため、使用する際は薄めにしましょう。また、通経作用があるため、妊娠初期の人は肌に直接使用しないようにしてください。

ローズマリー

ローズマリーは料理によく使われるハーブの一種で、清涼感のあるすっきりとした香りが特徴です。全体の50%を占める成分である1.8‐シネオールには血行促進作用があり、デトックスにも向いています。また、1.8-シネオールは鼻詰まりやのどの不調にも効果があるので、老廃物の蓄積で体が不調の際にもおすすめです。カモミールと同様に刺激が強いため、低濃度で使用する点、また妊娠初期の人は使えない点には注意しましょう。

ジュニパーベリー

ジンの香り付けにも使用されているジュニパーベリーには、体温を上げる効果や発汗、利尿作用があります。針葉樹特有のさわやかな香りが特徴で、新陳代謝をあげたり、体内の余分な水分や老廃物を排出する効果があったりと、デトックスにうってつけのアロマです。使用する際の注意点としては、刺激が強いため薄めて使用すること、妊娠初期の人は使用を避けること、腎臓に疾患がある場合は使用しないことの3点が挙げられます。

サイプレス

サイプレスは、ヒノキに似たウッディ系の香りが特徴のアロマです。血行を促進し、体内の余分な水分や老廃物を排出したり、代謝をアップさせたりといった効能があります。また、5%ほど含有されている成分のセドロールには心拍数と呼吸数を抑える作用があるため、リラックスタイムにおすすめです。使用上の注意としては、敏感肌の人は低濃度で使用すること、妊娠初期の人は使用しないことの2点です。先ほど紹介したジュニパーベリーと相性がよいアロマなので、ブレンドして使用するのもよいでしょう。

おすすめの使い方

アロマディフューザーでそのまま香りを楽しむのもよいですが、デトックスのために使うのであれば、アロマバスとアロママッサージがおすすめです。ここではアロマバスとアロママッサージの方法を解説します。

アロマバス

普通にお風呂に入るだけでもデトックス効果がありますが、アロマの香りをプラスすることでさらにリラックス効果、デトックス効果が高まります。方法は簡単で、バスタブに対して精油3~4滴をたらし、よくかき混ぜてつかるだけです。また、天然塩大さじ2杯に精油3~4滴を混ぜたバスソルトを使用する方法もあります。天然塩はミネラル成分が豊富で発汗作用があるため、アロマと合わせて使うと高いデトックス効果を得られます。人によっては刺激が強いと感じるかもしれないので、敏感肌の人はまずは1滴から試してみましょう。また、お風呂上がりには必ずシャワーでよく洗い流してください。

アロママッサージ

血流やリンパの流れが悪くなると老廃物がたまりやすくなるため、マッサージもデトックスに有効です。アロマオイルを使ってマッサージをすれば、アロマによる効能を得られるうえ、香りも楽しめます。マッサージにアロマオイルを使用する場合は、アロマオイルの割合が0.5〜1%になるように、キャリアオイルで希釈する必要があります。目安としては大体10mlのキャリアオイルに対して、アロマオイル1〜2滴が適量です。

マッサージは手に体重をかけながら、さするイメージで行います。また、ツボを押しながらマッサージをすると、筋肉の疲労解消や血行促進の効果があります。疲れていてマッサージをするのが面倒という場合には、入浴前の体にアロマオイルを塗布するだけでもOKです。アロママッサージを行う際の注意点は、当記事で紹介したアロマのなかにはありませんが、レモンやベルガモットなど、光毒性のあるアロマを使用した場合には、使用後12時間は日光に当たらないようにしてください。

まとめ

デトックスとは、体内にたまった有害物質や毒素を排出する機能を強化させることです。睡眠や入浴で心身の疲労を回復させたり、運動や食生活の改善で体の調子を整えたり、マッサージや水分補給で老廃物の排出を促したりなど、さまざまなアプローチ方法があります。デトックスをする際に、あわせて使いたいのがアロマオイルです。デトックスにおすすめのアロマオイルは、カモミール、ローズマリー、ジュニパーベリー、サイプレスの4種類で、アロマバスやアロママッサージへの使用がおすすめです。アロマオイルを使用する際には刺激が強いため、希釈して使うこと、またアロマの種類によっては使用を避けたほうが良い場合があることに注意しましょう。

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