爽やかですっきりとした香りや、心が落ち着く甘い香りなど、アロマオイルにはさまざまな種類がありますよね。では、アロマオイルによっておすすめの時間帯はあるのでしょうか。当記事では、朝、昼、夜それぞれの時間帯におすすめのアロマオイルを紹介していきます。
時間によって効果って変わるの?
アロマオイルにはさまざまな種類がありますが、使用におすすめの時間帯はそれぞれ違います。アロマオイルは使用する時間によって効果が変わるということでしょうか?解説していきます。
効果自体は変わらない(変わらないがアロマによって朝・昼・夜でおすすめの時間帯がある)
結論から申し上げますと、使用する時間帯によって効果自体が変化するということはありません。しかし、アロマによって得られる効果は違うため、時間帯ごとに相性があります。例えば、夜寝る前に集中力を高めても意味がありませんし、安眠効果の高いアロマを朝に使っても逆効果です。時間帯によるアロマの効果自体に変わりはありませんが、このように得られる効果と時間帯には相性があるため、アロマオイルごとにおすすめの時間帯が異なるのです。
頭をスッキリさせたい朝
「朝が弱くてなかなか眠気が覚めない…」「頭をシャキッとさせて仕事のパフォーマンスを高めたい!」そんな朝の時間帯におすすめのアロマオイルは、次の3種類です。
- ユーカリ
- ローズマリー
- ペパーミント
ユーカリ
アロマオイルに主に使われるユーカリにはユーカリ・グロブルス、ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・シトリオドラの3種類がありますが、そのどれにも気分を高揚させ、リフレッシュさせる効果を期待できます。ユーカリ・グロブルスはもっともよく使われる品種で、鼻を抜けるような強い清涼感が特徴です。ユーカリ・ラディアータも清涼感のある香りですが、ユーカリ・グロブルスに比べると刺激が少なく、優しい香りになっています。ユーカリ・シトリオドラはレモンに似た柑橘系の香りで、レモンユーカリとも呼ばれています。
ローズマリー
ローズマリーには、ストレスからくる疲労や無気力感の解消、リフレッシュなどの効果があると言われています。眠気覚ましの効果も期待でき、香りも爽快感のあるすっきりとしたハーブ系なので、爽やかな気分になりたい朝にぴったりです。また、主要成分の1.8-シネオールは呼吸器系の不調にも効くといわれているので、風邪を引いたときにもおすすめです。
ペパーミント
ガムや歯磨き粉にも使用されているペパーミントには清涼感があり、刺激の強いメントール系の香りが特徴のアロマです。ペパーミントも眠気覚ましやリフレッシュ効果があるといわれているアロマで、朝の時間帯に使用するのがおすすめです。また、体感温度を下げるという報告もあるので、暑い夏の朝に使うのも良いでしょう。
集中力を高めてやる気をアップさせたい昼
午前中の疲れがたまり、集中力ややる気が下がってきた昼の時間帯におすすめのアロマは、以下の3種類です。
- ローズマリー
- グレープフルーツ
- オレンジスイート
ローズマリー
朝におすすめのアロマオイルとして紹介したローズマリーですが、仕事や勉強中にもおすすめのアロマです。ローズマリーには、先ほど紹介したリフレッシュ効果や眠気覚まし効果以外にも、集中力や記憶力、そして注意力の向上も期待できます。
グレープフルーツ
グレープフルーツは、少し苦みのあるみずみずしい柑橘系の香りのアロマオイルです。主成分のリモネン、ヌートカトンには交感神経を活性化させる作用があると言われていて、これによって集中力や注意力の向上を期待できます。また、不安や落ち込みの解消、緊張の緩和、リラックスなどの効果も期待できるので、午後の仕事にも落ち着いて取り組めるでしょう。ちなみにリモネンには代謝アップや血行促進、脂肪燃焼などの効果も期待できるので、ダイエットや美容にもおすすめです。
オレンジスイート
オレンジスイートはオレンジの果皮から採取されるアロマで、甘く優しい柑橘系の香りのアロマです。オレンジから採取されるアロマにはオレンジスイート以外にオレンジビターがありますが、オレンジビターはオレンジスイートに比べて少し苦味のある香りが特徴です。オレンジスイートにもグレープフルーツと同様、リモネンが90%以上含まれているため、リラックスやリフレッシュ、集中力アップ、不安や緊張の緩和などが期待できます。
心を落ち着かせたい夜
夜は一日の疲れを解消し、心を落ち着かせて眠りにつきたいものですよね。そんな夜の時間帯におすすめのアロマオイルは、次の3種類です。
- ラベンダー
- ベルガモット
- カモミール
ラベンダー
ラベンダーは柔らかいフローラルな香りと爽やかなハーブ系の香りが融合した香りが特徴のアロマです。万能精油と呼ばれるほど期待できる効果が多いラベンダーですが、なかでもストレス緩和やリラックス効果が注目されることが多いものです。副交感神経を優位にする作用があると言われていて、気分が安定し、不眠症状の改善を期待できるので、寝室におすすめのアロマです。ちなみにラベンダーには真正ラベンダー、スパイク・ラベンダー、ラバンジン、フレンチラベンダーの4種類がありますが、夜のリラックスタイムにおすすめの種類はこのうちの真正ラベンダーです。
ベルガモット
ベルガモットは、アールグレイの香りづけとして知られているアロマで、柑橘系の爽やかさとフローラルな香りをあわせもっていることが特徴です。リモネンや酢酸リナリル、リナロールなど、心を鎮める作用がある成分が多く含まれています。鎮静作用と高揚作用の両方を持っているとされていて、沈んだ心を和らげ、緊張や怒りを鎮めるため、情緒の安定に効果的です。また、抗菌・抗ウイルス作用があると言われているので、室内で使用すれば感染対策にもなるでしょう。
カモミール
カモミールにはカモミール・ローマンとカモミール・ジャーマンの2種類がありますが、いずれもストレスや緊張の緩和、安眠効果があるとされているため、夜におすすめのアロマです。カモミール・ローマンはリンゴに似た甘くフルーティーな香りが特徴で、中枢神経を鎮静させる作用があると言われているため、ショックや怒りを鎮める効果が期待できます。作用が比較的穏やかであるため、子どもにもおすすめです。カモミール・ジャーマンはハーブティーによく使用されるハーブで、主成分のカマズレンの影響で濃い青色をしているのが特徴です。香りは薬草っぽさのある香りをしています。
まとめ
アロマオイルは期待される効果によって使用する時間帯を分けるのがおすすめです。頭をすっきり目覚めさせたい朝には、リフレッシュ効果や眠気覚ましの効果が期待できるユーカリ、ローズマリー、ペパーミントが最適です。集中力ややる気をアップさせ、仕事や勉強をはかどらせたい昼には、集中力アップやリフレッシュ効果があると言われているローズマリー、グレープフルーツ、オレンジスイートが良いでしょう。疲れて帰ってきた夜には、安眠効果やリラックス効果があるとされているラベンダーやベルガモット、カモミールの香りに包まれて眠りにつきましょう。
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