周囲を海に囲まれている日本では、夏になると温度とともに湿度が上がり、じめじめする毎日が続きます。不快感を覚えるだけではなく、気分も下がってしまうことでしょう。

じめじめした不快感をすっきりとさせるためには、天然の精油であるエッセンシャルオイルを取り入れるのがおすすめです。この記事では、暑い夏に使いたいエッセンシャルオイルを4選紹介します。

夏にエッセンシャルオイルがぴったりな理由

エッセンシャルオイルが夏の使用にぴったりなのは、次の4つの理由があるからです。それぞれの理由を詳しく紹介します。

抗菌作用

夏は、湿度が上がることでさまざまな菌が発生しやすくなり、場合によっては体調を崩す原因にもなりかねません。エッセンシャルオイルは100%植物由来であり、外敵から身を守るために抗菌・殺菌・防カビなどの作用を持つ成分が含まれる種類が多数存在します。

エッセンシャルオイルは、自然の原料から抽出しているため、市販の抗菌剤などを使うのに比べて安心して使用できます。特に、空間除菌に効果を発揮するアロマオイルは、簡単に使い始められる点が大きなメリットです。

リフレッシュ効果

エッセンシャルオイルの香りは、嗅覚に直接働きかけるため、人間の感情に直接作用します。特に柑橘系のエッセンシャルオイルは交感神経に働きかけ、気分の向上や血流の増加などの作用があるため、リフレッシュ効果が期待できます。ミント系のエッセンシャルオイルも、人体に冷感やリフレッシュ効果などを与えてくれることで、夏に積極的に使いたいオイルです。

じめじめとした夏には、スッキリとした香りを持つエッセンシャルオイルを使って、リフレッシュ効果を高めましょう。

ニオイ対策

夏になると、室内のさまざまな箇所でニオイが気になるものです。エッセンシャルオイルが持つ抗菌・殺菌・消毒などの作用により、気になるニオイを消す(マスキングする)だけではなく、ニオイを根源から絶つことができます。これらの作用で、鼻からニオイを感じにくくなるのに加え、清潔な室内環境を整えることにもつながります。

エッセンシャルオイルは、室内のニオイだけではなく、汗のニオイに悩んでいる方にもおすすめです。汗のニオイが気にならないようにするには、抗菌作用を持つアロマを生活に取り入れてみましょう。後述するペパーミントをはじめ、ラベンダー・ローズマリー・ゼラニウムなどが、汗のケアに取り入れられています。これらのハーブ系の香りを持つアロマは、不快感の軽減と同時に、気持ちを落ち着かせる作用も期待できます。汗が気になると、かえって汗を多くかいてしまうという方におすすめです。

防虫対策

虫除けの効果が期待できる香りを持ったアロマであれば、防虫対策にも役立ちます。アロマの香りを楽しみながら虫が近づくのも避けられて、まさに一石二鳥と言えるでしょう。

虫が嫌いな香りを持つアロマとして、後述するペパーミントやユーカリ、ゼラニウム、レモングラス、シトロネラなどが挙げられます。これらのアロマには殺虫効果はなく、あくまでも防虫対策であるため、虫を寄せ付けないための対策である点を覚えておきましょう。

夏にオススメのエッセンシャルオイル4選

ここからは、じめじめした夏を乗り切り、毎日を快適に過ごすために、おすすめしたいエッセンシャルオイル4選をご紹介します。

レモン

レモンの香りは刺激があり、フレッシュな香りが夏の不快感を緩和してくれます。レモンに含まれるビタミンCやクエン酸は、食用だけではなくアロマとしての使用においても体に作用します。

レモンには、解毒やクールダウンなどの効果が期待できます。気分をリフレッシュするとともに、暑さによる食欲不振の改善にも取り入れたいアロマです。ただし、光毒性があるため、日中の外出前に直接肌につけるのは避けましょう。

レモンと似た名前を持つアロマに「レモングラス」がありますが、こちらはイネ科の多年草であり、見た目はレモンと全く異なります。ただ、香りがレモンに似ており、切ったり揉んだりしたときに、レモンのような香りがするのです。レモングラスも、抗菌・消臭・虫除けなどの効果が期待できます。

オレンジ

日本人になじみが深いオレンジから採取されるエッセンシャルオイルには、オレンジスイートとオレンジビターがあります。このうち、アロマで多く使われているのはオレンジスイートです。

オレンジのエッセンシャルオイルは、血行促進作用を持っています。この作用により、エアコンが効いた涼しい部屋に長時間滞在することで起こる、肩こり・冷え性・だるさの改善が期待できます。また、オレンジの香りが消化器官を刺激し、消化液分泌の促進につながるため、夏バテなどによる食欲不振の改善にもおすすめです。

さらに、オレンジスイートはビタミンCの含有量が多く、抗酸化作用を持っています。この働きで、夏の紫外線による肌のダメージ緩和にも役立ちます。

ペパーミント

エジプトのピラミッドからミントが見つかっていることや、古代ローマ人が悪酔い防止のためにペパーミントで作った冠をかぶっていたことなどが伝えられているほど、ミントは古い歴史を持っています。食用のほか、薬用や香料などとしても使われてきました。

ペパーミントは、ミントの代表とも言える種類であり、フレッシュで爽やかな香りが特徴です。さわやかな香りの元となっているのはメントールであり、冷感作用があるメントールには冷却や防腐などの働きがあります。

冷感作用とは、神経を刺激することで体温が下がったかのように感じる作用です。夏の暑さで体がほてったり、やる気が出なかったりする日でも、ペパーミントの香りでリフレッシュできます。ただし、体温が下がったと感じても、実際には下がっていない場合もあります。水分補給やエアコンの使用など、夏の暑さ対策はしっかりと行うようにしましょう。

ユーカリ

コアラの食料として知られるユーカリには、さまざまな品種があります。そのなかで主に市販されているのは、ユーカリ・グロブルスとユーカリ・ラディアータの2種類です。

強い香りを持つユーカリ・グロブルスは、防カビ・抗菌・空気清浄などの高い効果が期待でき、少量の使用でも空気をスッキリさせることができます。この働きで、夏の室内にこもりがちな不快な匂いを軽減します。ユーカリの葉っぱに含まれる成分に忌避効果があり、防虫作用も期待できるアロマです。

ユーカリ・グロブルスの香りが苦手だと感じる方には、ユーカリ・ラディアータがおすすめです。ユーカリ・グロブルスに比べ香りがマイルドであり、リモネンの割合が多いため、ストレスの軽減や安眠効果などが期待できます。

ブレンドすることで更に活躍するエッセンシャルオイル

エッセンシャルオイルは、単品で使用してもさまざまな効果が期待できますが、ブレンドすることで効果がさらに高まります。香りに深みが生まれるほか、効能を高める相乗効果も生まれるのです。苦手と感じる香りも、ブレンドによって使いやすくなることもあります。

エッセンシャルオイルには、混ぜない方が良い香りや相性が合わない香りはないと言われています。しかし、多彩なオイルをどのようにブレンドすれば良いのか、多くの方が迷ってしまうでしょう。最適なブレンド方法を知りたいのであれば、香りのプロに相談されるのがおすすめです。

インプルーブでは香りのプロがご提案

業務用アロマディフューザーを取り扱っているインプルーブでは、空間に最適な香りをプロがご提案いたします。お客様の業種やフロア環境などから、専任のアロマスペースコーディネーターが最適なエッセンシャルオイルをご提案いたしますので、ご希望の香りをお気軽にお申し付けください。

お客様だけのオリジナルブレンドを作れる

弊社が取り扱っているエッセンシャルオイルは、花や木などの植物から抽出した天然100%の高品質な製品のみです。そのなかから、お客様へのヒアリングを経てオリジナルブレンドアロマのサンプルを製作し、トライアル体験をしていただいたうえで調整・納品いたします。

導入後も、ディフューザーの定期メンテナンスから香り空間のチェックまできめ細やかなアフターフォローを行いますので、空間にあった香りを楽しんでいただけます。

インプルーブのアロマオイルでフレッシュな夏を過ごそう

インプルーブのエッセンシャルオイルは、お客様のニーズに合わせてオリジナルブレンドでご提供しています。プロによる万全なサポートで、ご満足いただける香りをお届けいたします。

エッセンシャルオイルの力を借りて、不快感を覚えがちな夏もフレッシュに過ごしましょう。