温浴施設でアロマを使用すると、施設全体を癒しの空間に変えられます。更衣室には消臭効果のあるアロマ、岩盤浴やサウナではリラックス効果のあるアロマなど、場所に合わせて設置できるメリットもあります。本記事では、温浴施設にアロマを設置するメリットや、おすすめのアロマの種類について紹介していきます。
アロマオイルとは
アロマオイルは、植物由来の天然香料や合成香料を、プロピレングリコールやキャリアオイル、無水エタノールなどで希釈したオイルです。香料として使用されるのは、植物や果物、葉、樹皮の成分を抽出したものです。手軽に香りを楽しめる製品として、多くの年代に人気があります。
合成香料と天然香料がある
アロマオイルには、100%植物や果実から抽出される天然香料と、石油系原料もしくは、同じ香り成分を持つ植物から合成して作られる合成香料があります。天然香料である精油に含まれる成分は、数十種類から多いものでは数百種類にも及びます。そのため、得られる効果の豊富さや、やさしい香りが特徴です。一方で、人工的に作られた合成香料は、安定的な香りや持続性の長さが特徴と言われています。
天然香料をおすすめする理由
温浴施設などで利用する場合には、100%天然成分であるエッセンシャルオイル(精油)がおすすめです。エッセンシャルオイルには含まれる成分が多く、期待できる効果の豊富さや、自然で万人の好みが得られやすい香りであるからです。それでは、ここではエッセンシャルオイルをおすすめする理由を3つ紹介していきます。
自然由来なので香りによる不快感を与えにくい
エッセンシャルオイルは100%植物から抽出した成分なので、ナチュラルな香りで不快感を与えにくいです。そのため、香りが強めの合成香料に比べて、多くの人の好感を得られやすいです。特に、温浴施設などの大勢の人が集まる施設で利用する際には、天然香料のエッセンシャルオイルがおすすめです。
香りだけでなくさまざまな効果を期待できる
天然成分を多く含むエッセンシャルオイルは、香りが楽しめるだけではなく、さまざまな効果が期待できます。数十〜数百の成分を含むエッセンシャルオイルには、リラックス・リフレッシュ効果はもちろん、疲労回復や消臭・抗菌・防カビ効果など、幅広い効果・効能があります。効果や効能はエッセンシャルオイルの種類によって異なるので、自分の利用用途やシーンで使い分けも可能です。
自然界の奥行きのある香りを楽しめる
天然香料であるエッセンシャルオイルは植物由来の成分からなるアロマオイルなので、自然の奥行きのある香りが特徴です。そのため、森林や花畑といった自然の中で感じられるような香りを楽しめます。温浴施設にはリラックスを求めて来客する方が多く、エッセンシャルオイルの自然の奥行きのある香りで、よりリラックス感を感じられるでしょう。
デメリット
天然香料であるエッセンシャルオイルにはメリットが多くある一方で、デメリットも存在します。合成香料は安定的な香りを持続的に出せますが、それに比べて天然香料は持続性が短い特徴があります。エッセンシャルオイルのデメリットについても理解したうえで、使用するようにしましょう。それでは、デメリットの持続性の短さについて、解説していきます。
持続性が短い
エッセンシャルオイルは持続性が短い特徴があり、数時間〜数日程度で香りの効果が切れます。これは、エッセンシャルオイルが空気に揮発する特性を持っているからです。エッセンシャルオイルは、持続時間によって3種類(トップノート、ミドルノート、ベースノート)に分類されます。一番持続性の短いトップノートが数時間〜2時間程度、持続性が最長のベースノートは6時間〜数日の持続時間です。
温浴施設にアロマを設置するメリット4選
ここまでアロマオイルの概要や特徴について、紹介してきました。次に、天然香料のエッセンシャルオイルを温浴施設に設置することのメリットについて見ていきましょう。温浴施設におけるエッセンシャルオイルのメリットは抗菌作用で清潔に保てたり、慰労回復効果で疲れを癒せたりなどさまざまです。
メリット1:抗菌作用で清潔に使ってもらえる
温浴施設にエッセンシャルオイルを設置するメリットのひとつ目は、抗菌作用で清潔に使ってもらえることです。温浴施設は着替えの部屋やサウナルーム、温泉施設など、多くの人がさまざまな場所に触れる機会があります。抗菌や除菌作用があるアロマを使用することで、清潔な環境を保つことが可能です。
メリット2:疲労回復効果で疲れを癒せる
エッセンシャルオイルのなかには疲労回復効果があるものも存在し、温浴施設で使用することで相乗効果として疲れを癒せるメリットがあります。温浴施設では疲れを癒す目的で来場する人が多いので、エッセンシャルオイルの疲労回復効果は最適です。エッセンシャルオイルは疲労回復効果のほかにも、リラックス効果も高いです。
メリット3:防カビ作用で衛生面も安心できる
アロマを温浴施設に設置することは、アロマの防カビ作用などで衛生面も安心できるメリットもあります。温浴施設はサウナや温泉の出口など湿気が多く、カビやすい場所が多いです。全身を綺麗にしにいく温浴施設でカビが目に入ると、清潔感がないと感じられてしまいます。ミントや柑橘系のアロマは防カビ作用が期待できるほか、抗菌・消臭効果もあるのでおすすめです。
メリット4:お客様のリピートを期待できる
温浴施設のコンセプトを意識してアロマを使用することで、お客様のリピートも期待できます。現在は多くの温浴施設があるなかで、ほかの施設との差別化も大切になってきます。
このような状況でも、コンセプトを意識してオリジナルのアロマでブランディングすることで、差別化を図ることが可能です。また、アロマには抗菌や抗ウイルス作用もあるので、感染対策のアピールにも役立つでしょう。
温浴施設にオススメのアロマオイルの種類
エッセンシャルオイルには、非常に多くの種類が存在し、香りや効果、効能がさまざまです。そのなかには、特に温浴施設におすすめのアロマオイルが存在します。最後に、温浴施設におすすめできるアロマオイルを5つ紹介していきます。これからアロマオイルを選ぶときの参考にしてみてください。
レモン
柑橘系のアロマのなかでも、温浴施設におすすめなアロマがレモンです。レモンは柑橘系のアロマであり、シャープさのある爽やかな香りが人気のアロマです。レモンには、浴室の消臭や殺菌・抗菌効果も期待できます。また、リフレッシュ効果もあるので、ストレスや疲弊したメンタルに対しても、明るく元気な気持ちにしてくれるでしょう。
シトラス
幅広い世代に人気の柑橘系のアロマのなかでも、フレッシュさと甘酸っぱさが感じられるのがシトラスです。シトラスの香りはフローラルのような甘さや、ハーブのようなすっきりさではなく、さっぱりとした香りが湿気が多いエリアで人気が高いです。シトラスには鎮静作用や抗うつ作用があると言われていて、温浴施設で利用することでリラックスした状態で入浴を楽しめます。
ヒノキ
ヒノキは日本や台湾に生息している、常緑針葉樹のひとつです。ヒノキは森林浴をしているようなウッディ調の香りで、リラックス感を高く感じられるのが特徴です。多くの温泉施設でもヒノキ風呂などの人気も高く、温浴施設との相性は抜群です。ヒノキは防虫・防カビ、除湿効果が高く、古くから日本の建物でも利用されています。
オレンジ
オレンジから抽出されるオレンジスイートには、殺菌作用や防カビ作用、抗ウイルス効果があると言われています。オレンジのアロマに無水エタノールなどを混ぜてスプレーを作っておけば、手軽にカビ対策や感染対策も行えます。オレンジスイートは甘くやさしく、多くの人から好まれる香りが特徴です。ストレス軽減や緊張の緩和も期待できるので、入浴のリラックス効果との相乗効果も期待できます。
ペパーミント
ペパーミントは、「ハッカ」をイメージするミント系のアロマです。スペアミントとウォーターミントの交配でできたと言われています。ペパーミントは鼻を通るような、すっきりとした清涼感ある香りが特徴です。ペパーミントには、殺菌や消毒、防虫効果があるといわれ、湿気が多く臭いがこもる温浴施設におすすめのアロマです。
インプルーブのアロマならブレンド可能
先ほど紹介したアロマは温浴施設におすすめですが、ブレンドすることで各アロマの効能や効果を高めることができます。また、それぞれのアロマをブレンドすることで自分の好みのアロマの香りを作り出すことが可能です。
そのような自分好みのオリジナルアロマを選びたい場合は、インプルーブのオリジナルアロマがおすすめです。インプルーブでは、お客様一人ひとりに合わせたアロマをブレンドして、世界にひとつだけのオリジナルアロマを提供させていただきます。
温浴施設にアロマを設置するならインプルーブにお任せ!
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